パウチ技術
パウチには2種類   
 天井熱圧着タイプ  
  上部が開いていて充填後上下両面熱圧着で密着して完成
  この機械を、シーラーとか熱シーラーと言いますが梱包用のものでは代用ができません。熱が出る部分の幅が絶対に足りないからです。
  専用のシーラーを買ってください。片面熱源ではなく上下両面熱源タイプは、5万円~15万円くらいです。
  食品用の片面熱圧着の機械では化粧品のパウチは熱と押す力が不足しているので無理があります。
  パウチは結構厚いので食品のビニール袋より厚実があります。この状態でやってしまうと表面だけ熱が入り、中まで熱が届きません。
  よって仕上がりは表面がただれた仕上がりになってしまい、売り物になりません。
  両面熱シーラーは幅が広いと高額になり20万円以上もしますので
  数量におけるコストバランスを検討してください。

写真準備中


熱圧着機
上からも下からも熱が出る機械です。
幅も大事で8mm以上が望ましいところです。
この機械はクリームの粘度が高くて通常の充填機では不可能な場合に上が空いているパウチを使います。
そのバウチをしたの機械で圧着させます。真空機能はついていません。


以下の機械は食品用の薄いビニール袋には使えますが化粧品用のパウチはできません。
これらのシーラーは下面しか熱が出ませんので厚みのある化粧品パウチは不可能です。
  そのまま充填タイプ  
  最初から袋になっているタイプ です。キャップが外れて納品されます。
  弊社でも工場にこの袋でお願いしています。 
  熱圧着の必要が無いのでとっても楽です。
  粘度の高いものは、上記の天井があいているタイプか、高性能のスクリュー式の充填機(500万円)でないとできません。

弊社使用のもの
充填機
クリーム

一般的な充填機です。
手動式で30000円位です。

電動式もあります。
中国製は安いのですが
並行輸入で買うと修理ができないので
国産のものか
日本にきちんとした代理店があるものをお薦めします。
チューブを使用する場合
これは消耗品なのでスペア交換のできる機会が望ましいです。
洗浄が簡単にできるというのも大事です。

きちんと計量して排出する機械もあります。

空気を抜きながら真空にして充填できる機械もあります。
このクラスの充填機ですと100万円以上します。
更にオートメーションにもなれば何千万円から億単位となります。
液体系
この充填機は、水と同じくらいの液体はできますが
少しでも粘性のあるものはできません。
実際に買ってみました。
シャンプーの充填はできません。
分解してポンプ部分をみましたら、弁が1cm幅ないくらいで厚みは3mmで
弱くてこれではこれは水だけで他は無理だと判断しました。
流量は時間対応での制御で、この機械自体で計量しているわけではありません。
粘度がほぼない場合の
雑貨用のミニプラント

DIYプラント
あくまで趣味です。
クリームではなくて液体ならDIYでも作れます。
衛生面を配慮して空気に触れないように設計してください。
洗浄もきちんとできるように設計します。
意外と面倒なのがタンク同士のチューブとジョイント部分の部品です。
タンクからのコック

シリコンチューブも必要です。

分水器は水用と空気用があります。
時間がかかりますが空気用のものを使うと手軽で良いと思います。
空気用で分水
上のものは逆流防止弁です